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執筆者の写真首里社会保険労務士法人

株式会社 Photosynth (フォトシンス) 取締役副社長兼COO 渡邉宏明さん【助成金カシコク利用社長インタビューvol.4】


みなさんこんにちは!ようやく春の到来ですね。

新年度にむけ、お仕事でもいろいろな変化が起きている時期かと思います。

今日ご紹介するのは、ドアに取り付けるだけで入退室管理ができる最新のクラウドサービス「Akerun入退室管理システム(以下Akerun)」を開発し、急成長を遂げている株式会社Photosynth (フォトシンス)の取締役副社長兼COO 渡邉宏明(ひろあき)さん。

2014年6名からスタート、Akerunの大ヒットにより、5年弱ですでに80名を超える急成長中の同社を引っ張る若きリーダーのお話、どうぞご覧ください!

★退室管理システムに革命的な変化を起こした「Akerun」

Akerunは、ドアにある従来の錠前に取り付けて、クラウドのシステムによってドアの施錠(しめる)と解錠(あける)や履歴を管理できるシステム。

最先端のloT (Internet of Things ネットとモノの融合の意)技術を搭載しつつ、実際のカギを閉めるのは中にある部品が手のように回転し、錠前を回すというシンプルな構造。

従来のドアにも工事の必要がなく、すぐに取り付けて使用できるという便利さが大きな話題となり、現在は導入3,000社、業界No.1のシェアを誇っています。

同社の創業メンバー、取締役副社長兼COOとして、30歳の若さながら、急成長する同社の舵を取る渡邉さんに、Akerun誕生のきっかけからお伺いしました。

「もともと起業したいと思っていた私や、大手企業でやりたいことがなかなかできないと思っていた6人が、仕事とは関係なく集まって開発していたのがAkerunのプロトタイプ(試作品)でした。それを日本経済新聞さんが『これからはカギもloTの時代』と取り上げてくれ、大きな話題になったのです。

シェアリングエコノミーの時代といわれる現代は、シェアオフィスなどスペースもシェアされていますよね。

そのなかで重要な役割をもつ鍵をloTで管理するのがこれからのスタンダードになるだろうという実感をこの報道から得て、2016年NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)による6,900万円の支援を受けて創業しました。」

最初はマンションの1室からのスタートだったという同社。

まさに時代のニーズだったのでしょう。その期待の大きさがNEDOのスタートアップの金額で分かります。

しかしそんなAkerunがさらに拡がったのには、そのシンプルさも理由の一つだったようです。

「大手企業さんなら、錠前から開発していたと思うんです。しかし私たちは目的である『鍵の開閉ができればいい』というところから入ったのがよかったのではないかと思っています。

もちろん錠前の仕様がそれぞれ違うところでは苦労しましたが、すでにあるドアに後付けで簡単に導入できること、初期費用0円で、導入は1ヶ月から可能というのも、思った以上に弊社がお客様に受け入れてもらった理由だと思います。

これまでも多くの経営者から、大きな期待をかけてもらっている実感がありますが、世の中全体からすれば認知はまだまだなので、これから粛々と求められていることに答えていくことが大事だと自覚しています。」

★バックオフィス系業務の優先順位をあげてくれた助成金制度

一つ一つの言葉を丁寧に選びながら答える渡邉さん。

そんな彼が首里社会保険労務士法人と出会ったのは、創業したばかりの2016年のことだったそうです。

「経営者仲間から助成金活用の話は聞いていましたので、知人から中島先生を紹介していただきました。

第一印象は『士業の人っぽくないなあ』(笑)。言うなれば起業家のようなイメージですね。

助成金ですが、社員がどんどん増えるなか『キャリアアップ助成金』と『出生時両立支援(イクメン)助成金』を活用させていただきました。

ともすると企業は営業的な部分を優先してしまい、労務管理などバックオフィス系の仕事は優先順位が下がってしまうと聞きますが、助成金を申請するために社内制度の整備の優先度も高くできるという副次的な効果がありました。

その過程においても、他の事例を知見としてもっている首里さんにアドバイスをいただけるというのは、とても心強いですね。」

創業後3年という短い時間で急成長するなかで、予想を超えたスピードにはたくさんの試練があったといいます。その責任の重さを想像しただけで胃が痛くなりそう…

★確実に来るloT社会にむけて「ビジョンの解像度」をあげていきたい

子供のころから伝記や偉人伝を読むのが好きで、なんらかのかたちで社会変容を促したいと思っていたという渡邉さん。

学生時代は政治家や官僚も考えていたそうですが、ビジネスに出会い、社会変容に最適なアプローチだと事業家への道を歩き出したという彼に、フォトシンスのこれからの展望をお聞きしました。

「すべてがloT化された生活を送る人が2〜3年後には出てくると思います。

そんななか、世界中の鍵がloT化していくのは間違いないと思いますし、弊社はそれを狙えるポジションにいると思っています。

そのための戦力、顧客といったビジョンを実現するための資産や道筋も少しずつ見えてきました。

そうした『ビジョンの解像度』があがってきたとき、仕事のやりがいを感じます。

もちろん現時点では、Akerunを使ってくれたお客様からの言葉をお聞きするのが一番嬉しいですけどね。

社員たちと力を併せてチームとしての信頼関係をつくりながら、社会的な信用を得ていくために粛々と日々の業務の精度を改善し、ひたすらに、ひたむきに進んでいきたいと思います。」

なるほど「ビジョンの解像度」ね…理路整然としながらも全く嫌味のないその答えに「すごいですね」くらいしか言葉が出てきません(汗)。

しかし、確実に新しい時代が来ていることをひしひしと感じます。

まさにこうした新しいモノづくりの潮流を牽引する若きリーダーに大きな希望を感じたインタビューでした。

渡邉さん、ありがとうございます。

これからますますのご発展をお祈りしています!

株式会社 Photosynth (フォトシンス) オフィシャルサイト

Akerun入退室管理システム オフィシャルサイト

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