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執筆者の写真首里社会保険労務士法人

株式会社トラスト・ウィン 代表取締役 星惠子さん【助成金カシコク利用社長インタビューvol.5】

みなさんこんにちは!夏が刻々と近づいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか? 首里社会保険労務士法人の説明会にも、連日たくさんのお客様にお越しいただき、スタッフ一同忙しい毎日を過ごしています。

今回は、東京都狛江市を拠点として一般貨物配送や引越、ハウスクリーニング、不用品回収事業を展開している株式会社トラスト・ウィンの代表取締役 星惠子さんにお話しを伺いました。ではさっそく参りましょう!

★「トラックを運転したかった」一般OLから家業へと転身


同社は小田急線の狛江駅から徒歩10分ほど入った住宅街の中にあります。 星社長がこの事業をはじめたのは、お父様がはじめた運送事業がきっかけだったそうです。

「高校卒業後、一般企業に就職して働いていたのですが、なんだか違和感があって。 一日中オフィスに座っているよりもトラックを運転してみたいな、と思い手伝うようになり社員として転職、4トントラックを運転していました。 しかし仕事を覚えていくなかで、自分で経営者としてやってみたいと思うようになり、2004年に独立してトラスト・ウィンを創業しました。」

同社の地域に密着した運送事業が順調に拡大していきましたが、その一方で星社長はある社会問題に直面することになります。

★引越事業を通じて直面した社会問題

「弊社では一般のお客様のほか、生活保護受給者の方の引越しをお手伝いさせていただく案件も多かったのです。そうした方々はご高齢者や精神疾患で働けない方も多く、福祉介護ヘルパーの需要が求められていると感じました。

そこで介護ヘルパー資格取得のための学校事業『トラスト・ライズ・アカデミー』を2011年に、さらに2016年には発達障害などの子供たちをケアするための『放課後等デイサービス』事業にも展開をはじめ現在に至っています。」

生活保護受給者の方の引越し手伝いを通して、福祉介護の人材育成事業も並行して展開するということになったという同社。しかしトラスト・ライズ・アカデミーは現状休校中とのこと。そこには人材の需要と供給のバランスの問題がありました。

★社会全体でセーフティネットをつくる必要性

「この介護福祉事業には、政府の『求職者支援訓練制度』を活用していましたが、現在は介護や運送業界を希望する人材の確保が難しく休止しています。介護福祉事業は奉仕の気持や志のある人でないと厳しい仕事ですし、事業者さんも運営について自助努力は熱心にやっていると思います。

放課後等デイサービスも2015年くらいから株式会社の民間委託がはじまっていますが、そうした状況を受けて、廃業している事業者さんもいるというのが現状です。

生活保護受給者の人は全員が元気に働ける人とは限らないですし、真剣に社会としてのセーフティネットが必要な時代だと思っています。」 星社長の思いと、市場のニーズがあるにも関わらず、人材が集まりにくいという社会状況に、介護福祉事業の難しさを感じます。実際のところはどうなのでしょうか?

「そもそも弊社が介護福祉事業を立ち上げたのは、スタッフのモチベーションに動かされたというところがあります。 現在弊社には30〜69歳までの幅広い年齢層のスタッフが在籍していますが、多くが介護系の勤務経験があり、受容と共感ができる素晴らしいメンバーです。 放課後等デイサービスは発達障害などの問題を抱えた子供のケアがありますが、お子さんになんとか自立をしてもらいたいという親心を理解しながら頑張ってくれているスタッフを誇りに思っています。」 人材確保に苦心されながらも、優秀なスタッフがトラスト・ウィンには揃っていると語る星社長は、スタッフ教育のために首里社会保険労務士法人で、複数の助成金を積極的に活用されています。

★助成金活用の決め手となったのは「良心的な価格設定」

「助成金に特化した社労士さんなら安心できると思い、3年ほど前に首里さんの説明会に参加しました。

それまで助成金については銀行さんや、メールや助成金サイトでの情報を集めていたのですが、首里さんにお願いしたのは、価格設定が良心的だったというところが大きいですね。

担当の渡辺さんがとてもしっかりやってくださって、これまでキャリアアップとキャリア形成、職場形成支援という3種類の助成金を申請し、670万円ほど活用させてもらっています。助成金は入ってくるまでは時間がかかるのですが、福利厚生として活用できるので、大変助かっています。」

良心的な価格設定と、スタッフ渡辺の丁寧なケアにより、信頼していただけているとなにより嬉しいコメントをいただけました。しかし予想以上に高齢化は私たち全員が避けては通れない社会問題なのだと痛感します。 そこでインタビューの最後に、そうした社会状況における同社のこれからについてお聞きしました。

★地域での困りごとを解決するトータルライフケア企業として

「これまでお話ししてきたとおり、弊社の場合はただの配送というだけでなく、大掃除の窓拭きなどといった手伝いが必要なお客様が多いのです。そこで高齢者住宅のリペア(修理)やリフォームや、民間資格である遺品整理士も在籍している、弊社の系列会社『株式会社トラスト・ワン』とも連携し、包括的なケア体制を備えています。

それを弊社の付加価値として設定し、お客様に提案するというところがキーになるかと思いますし、時代のニーズに対応できる人材確保のため、職員の雇用条件なども改善できるよう、これからも助成金を活用していきたいですね。

課題は多々ありますが、一生を通じてのトータルライフケアをお手伝いできる企業として地元に貢献していけたらと考えています。」

そう語る星社長。お客様に対する姿勢はもちろん、業界のクオリティアップも視野に入れているところが素晴らしいと感じました。 これからも首里社会保険労務士法人で、同社のトータルライフケア事業の発展をお手伝いさせていただきます。 どうもありがとうございました!

株式会社トラスト・ウィン オフィシャルサイト https://trustwin.tokyo/

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